不登校経験をプラスに変える
本校では中学校時代、高校在学中、欠席が多い生徒であってもこれからの学習意欲があれば入学できるチャンスがあります。もともと不登校になってしまった人の多くは「ヤル気」が無いわけでは決してありません。「毎日通学して勉強がしたい」「学校生活を楽しみたい」という気持ちは充分に持っているはずなのです。しかし、不登校を経験してしまうと高校選択の幅が狭まってしまい、毎日通いたいにもかかわらず受け入れてくれる学校が無かったりします。そんな現状に一石を投じたのが本校で、充分にやり直しができる学校であると考えます。
実際に入学後、勉強も出席も取り戻し毎日を楽しく明るく有意義に過ごし、希望の進路を見つけ希望をかなえた生徒がたくさんいます。まさに経験をプラスに変えたわけです。ただし、みんながみんなすぐさま自分を変えることができるわけではありません。新しい環境に慣れ、新しい友達との関係作りに不安を持つ人も少なくありません。そんな人のために土曜コースがあります。土曜部がスクーリングで平日は自宅学習もしくは自習室で勉強が可能です。「登校に慣れてきた」「意欲が湧いてきた」人は平日コースに変更も可能、またその逆で平日コースから土曜コースの変更も可能。だからこそ安心してチャレンジができるシステムなのです。今まで行きたくても行けなかった気持ちや意欲を開放して、プラスに変えることのできる学校が立志舎高校なのです。
杉並区中学校出身
平日コース普通クラス
中学2年生のころ、自分自身を周りと比べるようになり、どうしても自分を好きになれない時期がありました。起立性調節障害という病気も見つかり、だんだんと教室から足が遠のくようになりました。しかし、週1回の学びの場という別室登校と、生徒会活動は先生もよくしてくれたし皆仲が良く楽しかったので行っていました。立志舎高校はお父さんが「こんな学校もあるよ」と探してきてくれて、行ってみようと思ったのがきっかけでした。勉強の方はまだまだ苦手でも楽しい教科もあり友達もたくさんできて毎日が充実しています。卒業後のことはまだ決まってはいないけれど、これからじっくりと考えていこうと思います。現在、不登校で学校に来たくない気持ちもあるとは思いますが、勇気をもって一歩前に進むことで意外と楽しめてしまう場所がこの学校にはあると思います。
江戸川区中学校出身
平日コース普通クラス
もともと勉強は苦手だったのですが、できないことで先生に叱られるようになり、なんとなく居心地が悪くなり、コロナ禍で学校が休みになる中、家の方が居心地よくなりそこからずるずると休むようになりました。学校には行かなかったのですが、好きな野球だけは土日に行っていたので、決して引きこもっていたわけでもなく、友達と遊ぶこともありました。時折、友達が朝迎えに来てくれるのですが、やはり学校には足が向きません。しかし、高校進学しても野球は続けたいので進学は諦めていませんでした。そんな時に野球部のコーチに誘われて入学を決めました。入学後はレギュラーも取れ、先生や野球部の仲間の助けもあり思い描いたとおりに高校生活を送っています。現在、不登校であってもやり直しができる環境がここにはあります。ムリだと決めつけずに諦めないで高校に来て色々なことにチャレンジして欲しいと思います。
習志野市中学校出身
平日コース普通クラス
中学1年生の時に起立性調節障害という病気になり学校に行くのが辛くなってきました。起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節が上手くいかなくなる疾患です。立ち上がったときに血圧が低下したり、心拍数が上がりすぎたり、調節に時間がかかりすぎたりするので、朝起きるのが辛くなります。なぜ、私がと思いましたが、両親はその病気に対しての理解があったので、私を強制的に学校に行かせるようなことがなかったのは救いでした。先生も、遅刻しても午後からでも構わないからと言ってくれましたし、辛い時は保健室や別室に登校もしました。もちろん私自身は毎日学校に行って、楽しく友達と学校生活を送ることが望みでしたので、もどかしい毎日を送っていました。高校に入学後、最初は友達との接し方に戸惑いましたが、今は友達もでき、毎日が楽しく思えるようになりました。まだまだ、病気が克服できたわけではありませんが、勉強を頑張って、卒業後は大学に進学して一流の会社に入ることが目標です。