平成28年度「税に関する高校生の作文」コンクールにおいて、立志舎高校3年 西山 瑠花さんが本所税務署長賞を受賞しました。
12月8日(木)に本所税務署長の清治 悟様が来校され表彰が行われました。
受賞した作文
税について
立志舎高等学校 3年 西山 瑠花
私は、今まで税金について分からない事が多くありました。しかし今回調べてみて分かった事があります。私が興味と関心を強く持ったのが、税金の使い道です。
一つ目は、消防署、警察署の設備費用です。そして働いている、消防士、警察官のお給料も税金が使われている事が分かりました。税金を支払う事によって、今の良い暮らしが出来ています。更には、事件や火災が起きた時には、消防士や警察官の人達に守ってもらう事が出来ます。
二つ目は、私たちが通っている学校や、義務教育を受けている小・中学校にも税金が使われているのです。税金が無ければ、私達は学校に通う事も、授業を受ける事も出来ません。
私達が最も身近に感じる税金は、物を購入する時に発生する「消費税」です。これは一昨年、2014年の4月に5パーセントから8パーセントに引き上げられました。買い物をする時と、携帯電話の使用費だとしても大きな影響を与えました。その為、消費税の引き上げによる税金を払うのが嫌でした。しかし、この作文を書くにあたり、税金の使い道を知り、税金の大切さと重要性に気づく事が出来ました。
しかし、一つ疑問に思う事もあります。国会議員や、消防士、警察官などの公務員の人達で私達が支払っている税金でお給料をもらっている人が、国会議会中に居眠りをしていたり、警察官が不祥事を起こしているのをテレビニュースで見かけます。これは悲しい気持ちになり、反面怒りを覚えます。税金でお給料をもらっている人達には、私達国民を失望させないで欲しいです。
三つ目は医療機関です。病院で発生する医療費にはなんと7割が使われているのです。税金があるお陰で私達の医療費や治療費の負担額は実際の3割で済んでいます。
四つ目は、震災などの災害時にも税金が使われています。家を失った人たちは、税金の復興予算で建てられた仮設住宅で生活をする事ができています。災害によって壊れた道路や学校道路などの公共物を、新しく作り直すのにも税金が必要です。この事から、まだまだ支援も、税金も必要だと強く思いました。
私達が普段買い物をした時に発生する消費税は、困った時の助け船になるのです。物を購入する時に、日本にも、何かあった時の自分の為にも貢献しているのだと、少し誇らしい気分です。
そして消費税が、10パーセントに引き上げられるとの事ですが、私は賛成です。目の前の出費額が増えることに躊躇する、増税反対の人達には、税金の有難みを知って欲しいです。日本国民全体が日本の為に出来る、小さな行動を。